フクロモモンガは、その愛らしい外見と優れた飛行能力で、多くのペット愛好者の心をつかんでいます。
小さな体に秘めた魅力的な個性は、飼っている人を虜にすること間違いなし。
しかし、かわいさだけでは済まないのがフクロモモンガの飼育。
実際に飼ってみると、想像以上に手がかかることも多く、後悔してしまうこともあるかもしれません。
この記事では、フクロモモンガを飼ってみて感じた「後悔ポイント」を正直に紹介し、その一つひとつに対する実践的な対策をお伝えします。
これからフクロモモンガを飼う予定の方はもちろん、すでに飼っている方も必見です!フクロモモンガとの生活をもっと楽に、もっと楽しくするためのヒントがここにあります。
この記事でわかること
- フクロモモンガよくある飼って、後悔すること5選
- フクロモモンガの後悔することの対策
フクロモモンガの飼育が思ったより手間がかかる
後悔①:フクロモモンガが夜行性であることを知らなかった
フクロモモンガは活発で、夜行性の動物です。昼間は寝ていることが多く、夜になると元気に活動します。
そのため、飼い主が十分に関わる時間を作らないと、フクロモモンガはストレスを感じてしまうことがあります。
ストレスをためてしまうと、病気の原因や夜鳴きをしてしまって、騒音トラブルに発生する可能性があります。
対策①-①:夜に遊ぶ時間を確保する
フクロモモンガは夜行性なので、飼い主も夜に遊んであげる時間を作りましょう。
30分から1時間程度の遊び時間を取ることを心がけましょう。
フクロモモンガと一緒に猫じゃらしを使って遊んであげたり、おやつをあげたり、手でマッサージをしてあげたりしてあげると、ストレスを軽減できるとともに、飼い主様との距離も近づきます。
毎日の夜の遊び時間が、フクロモモンガの健康と幸せに繋がります。
対策①-②:遊び道具やおもちゃを用意する
飼い主様が夜中に寝ていても、フクロモモンガにとっては、最適な活動時間になります。
フクロモモンガは、「遊び」を求めてケージを動きまわっています。
そのため、できるだけフクロモモンガの遊び場やおもちゃを用意して、ストレスを減らせる環境を整えましょう。
フクロモモンガは、揺れるおもちゃが大好きなので、プラスチック製のチェーンなどをケージに取り付けてあげることがオススメです。
フクロモモンガのケージの掃除が大変
後悔②:毎日ケージのお掃除が必要
フクロモモンガはとても清潔好きな動物で、ケージが汚れているとストレスを感じることがあります。
毎日、餌やお水の交換だけでなく、ケージの掃除も必要です。
忙しい、日々を送っている飼い主様にとって、毎日のお掃除は、負担になってしまうかと思います。
対策②-①:掃除のルーチンを作る
毎日決まった時間に掃除をする習慣をつけることで、手間を減らし、清潔を保つことができます。
特に排泄物は毎日取り除きましょう。
対策②-②:取り外し可能なトレイやマットを使う
底トレイが取り外し可能なケージを選ぶと、掃除が楽になります。
特に、床材として吸水性の良いペット用マットや新聞紙を使うと、汚れを簡単に取り除けます。
対策②-③:お風呂場でケージを洗う
週に1度程度ケージ全体のお掃除が必要になります。
その際に、朝、お風呂場に持っていき、シャワーを吹きかけてケージ全体を掃除してあげます。
手で、アルコールなどで消毒するよりも、早く、一瞬で終わります。
シャワーを吹きかけた後は、乾燥するまでおいておきましょう。
フクロモモンガの食事が難しい
後悔③:エキゾチックアニマルなので、何をあげればいいのかわからない
フクロモモンガは果物、野菜、ナッツ、昆虫など、さまざまな食事を摂る必要があります。
そのため、栄養バランスを整えた食事を与えることが非常に重要ですが、間違った食べ物を与えると健康を害することがあります。
対策③-①:フクロモモンガ専用フードをあげる
フクロモモンガ専用の栄養バランスが考慮されたペレットを基本にすると、食事のバランスが取れます。これを基盤にして、新鮮な果物や野菜、昆虫をプラスする形が理想的です。
対策③-②:食事の種類を多様化する
フクロモモンガは好奇心旺盛で、食事もバリエーションが豊富な方が楽しめます。
果物や野菜は新鮮なものを、ナッツや乾燥昆虫をおやつとして与えましょう。
与える量には注意し、栄養過多や偏りを避けるよう心がけます。
対策③-③:食事の時間を決める
フクロモモンガは食事のリズムが大切です。
毎日決まった時間に与えることで、生活リズムが安定し、食べ過ぎや食べない日が減ります。
フクロモモンガの夜鳴きが気になる
フクロモモンガさんの夜鳴きは、習性で鳴いてしまっている場合と寂しさから鳴いてしまっている場合があります。
寂しさから夜鳴きしている場合は、別途対策が必要ですが、習性で鳴いている場合は、飼い主様の工夫によって、気にならなくなってきます。
後悔④:想像してたよりも、鳴き声がうるさい
フクロモモンガは夜行性で、夜になると鳴くことがあります。
この鳴き声が予想以上に大きく感じることもあるため、飼い主にとっては騒音となり、睡眠の妨げになってしまうことも。
対策④-①:ケージの場所を工夫する
ケージを寝室から少し離れた静かな場所に移動することで、鳴き声が気にならなくなります。
フクロモモンガさんは、本能的に仲間を呼ぶときなどに、「アンアン」と声をあげることもあります。
特に、フクロモモンガが鳴くのはコミュニケーションの一環でもあるため、鳴く環境を整えてあげることが大切です。
対策④-②:音を吸収するカバーを使う
ケージに音を吸収する素材のカバーを使うことで、音が外に漏れにくくなります。
フクロモモンガにストレスを与えず、周囲にも配慮する方法です。
対策④-③:夜の騒音を減らす工夫
ケージの外に暗いカーテンを取り付けて、フクロモモンガがより落ち着ける環境を提供しましょう。
落ち着いた環境であれば、無駄に鳴くことを減らすことができます。
フクロモモンガの健康管理が難しい
後悔⑤:健康管理が難しく近くに病院がない
フクロモモンガは非常にデリケートな生き物で、ちょっとした体調の変化を見逃すと、すぐに深刻な問題に発展することもあります。体調が悪くなる前に気づくことが非常に重要です。
エキゾチックアニマルであることから、近くで見てくれる病院がないということも多いです。
都心に近づけば近づくほど、フクロモモンガを見てくれる病院は多いです。
対策⑤-①:定期的な健康チェック
毎週体重を測り、体調に変化がないか確認しましょう。
食欲が減ったり、元気がないと感じたら、すぐに獣医に相談することが大切です。
対策⑤-②:ケージ内の温度管理
フクロモモンガは温暖な環境を好みます。
極端な寒さや暑さが続くと体調を崩す原因になるため、ケージの場所を温度管理しやすい場所に配置し、必要に応じて温度調整を行いましょう。
具体的には、ヒーターとサーモスタットを使って温度管理を行います。
まとめ
しっかりと対策を実行することで、フクロモモンガの飼育における「後悔」を防ぎ、より快適で幸せな生活を提供することができます。
フクロモモンガとの生活は手間がかかるかもしれませんが、その分、たくさんの癒しと喜びをもたらしてくれることは間違いありません。
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