フクロモモンガさんの噛み癖の原因と対策についてまとめた記事になります。
噛み癖をしてしまう、理由には、彼らの本能や心理が深く関係しており、その原因を理解することが、適切な対応につながります。
フクロモモンガさんの噛み癖のせいで、ふれあいが怖くなってしまっている方、必見になります。
具体的な対策から心構えまで解説してます。
この記事を読むことで、下記について理解することができます。
- フクロモモンガさんの噛み癖の原因
- フクロモモンガさんの噛み癖対策
1. はじめに:噛み癖はなぜ起こるの?
フクロモモンガさんは、噛むことで何かを訴えている場合がございます。
フクロモモンガさんがストレスを抱えている場合、噛み癖として現れてしまっていることが考えられます。
小動物なので、100%噛まないということにはならないですが、劇的に噛み癖を改善することは可能です。
原因を特定し、適切に対処を行うことで、噛み癖を劇的に減っていきます。
2. 噛み癖の原因を探る
フクロモモンガさんの噛み癖の原因としては、主に6種類に分類されます。
原因と噛まれたときの痛さで原因の分類をしてみました。
原因①:怖がっている
噛まれた時の痛さ:★5
フクロモモンガさんに手を伸ばした際に、威嚇してしまい、噛まれる場合は、怖がって噛んでいる可能性がございます。
まだ、飼い主さんの手を安心するものだと認識しておらず、噛んでしまっております。
フクロモモンガさんが恐怖で噛んでおりますので、指に歯が刺さる形になります。
そのため、場合によっては流血してしまうくらいの力で噛んでおり、かなり痛いです。
原因②:おやつ中に邪魔されたと思っている
嚙まれた時の痛さ:★3
フクロモモンガさんは、おやつなど大好きなものを食べている時に、邪魔されると嫌がってしまって噛んでしまうことがあります。
フクロモモンガさんが、「チッ」と声をあげて、飼い主さんの手を噛んでいる場合は、邪魔しないでと意思表示として、噛んでいる可能性がございます。
フクロモモンガさんは、おやつに夢中になっておりますので、このときの痛さとしては、ちょっと痛いくらいになります。
原因③:手だと思ってない
噛まれた時の痛さ:★4
フクロモモンガさんに手を近づけた時に、威嚇はしないけど、噛んできていて、かなり痛みを伴う場合には、フクロモモンガさんは、手だと認識してない可能性がございます。
原因④:歯がかゆい
噛まれた時の痛さ:★3
フクロモモンガさんは、歯が生え変わる時期がございます。
具体的には、生後1年で永久歯に生え変わります。
日ごろの様子を観察していると、歯をかゆそうに触っているなどの状態の時に、手を近づけたら噛まれたという場合に、この原因が考えられます。
原因⑤:遊んでいるつもり
噛まれた時の痛さ:★1~5
若齢個体に多い: 子供のフクロモモンガは特に物を噛むことで環境を学ぶ傾向があります。
飼い主とのコミュニケーション: 噛むことで注意を引こうとしている場合もあります。
個体差による力加減の違い: 人間にとっては痛く感じることも、フクロモモンガにとっては軽いスキンシップの一環です。また、その子にとっては甘噛みのつもりでも、強く噛んでしまう場合があります。
フクロモモンガさんは、遊びのつもりで、甘嚙みをしてくる時があります。
フクロモモンガさんにとって、甘噛みが過熱してしまい、楽しくって、強めに噛んでしまう場合がございます。
飼い主様との関係性は、良好で、大好きな故に噛んでしまっています。
原因⑥:確認嚙み
嚙まれた時の痛さ:★1
フクロモモンガさんが手を気にしながら、軽く噛んで、すぐにやめてしまう場合には、確認噛みの可能性がございます。
確認噛みに関しては、対象が危険かどうかを確認するために、不安で確かめたいため噛んでしまっております。
フクロモモンガさんの噛んでいる原因を特定して、適切に対処すれば、嚙み癖を直すことは可能です。
原因⑦: 防御反応としての噛みつき
嚙まれた時の痛さ:★5
フクロモモンガは、危険を感じると防御反応として噛むことがあります。
- 野生での本能: 捕食者から身を守るための行動です。飼育環境においても、この本能が残っています。
- 不安やストレス: 急な環境の変化や知らない人に触られることで、ストレスを感じることがあります。
原因⑧:ストレスや退屈でおこる噛み癖
嚙まれた時の痛さ:★4
フクロモモンガが何かしらのストレスを抱えている際に、ストレスを発散させるために、噛んでしまっている場合がございます。
フクロモモンガは、起床している時間の多くを遊びに使っております。
満足に遊ぶことができずに、退屈してしまうことで退屈を紛らすために、噛んでしまっています。
3. 噛み癖の対策
原因①:怖がっている
対策①:フクロモモンガとの信頼関係を築く
- ポジティブな経験を積み重ねる: おやつを与えたり、優しく触れたりすることで、飼い主に対する信頼感を高めます。
- 焦らずに接する: 急に手を差し出したり、無理に抱っこしようとすると、恐怖を与えることになります。
フクロモモンガが手を怖いものだと認識しまっていることが原因になります。
そのため、フクロモモンガとの信頼関係がまだ築かれてない段階になり、手で直接触れてコミュニケーションを取ることができない状態です。
手を安心の物だと思ってもらうために、ミルクやおやつを使って、コミュニケーションを取りましょう。
具体期には、ミルクの味やおやつの味をフクロモモンガに覚えさせて、その後、手ににミルクをつけて、フクロモモンガに舐めさせてあげたり、手の上におやつを置いて、フクロモモンガが自発的に取りに行くようにさせましょう。
段々と、手を怖いものではないと認識してくれ、怖がっていることでおこる噛み癖は、改善されていくでしょう。
原因②:おやつ中に邪魔されたと思っている
対策②:おやつをあげる前に撫でて、撫でながら、おやつをあげましょう
おやつをあげた後に、触ってしまうことで、フクロモモンガさんにとって、「おやつを取られる」と思われてしまっています。
そのため、先に片手で触ってあげて、もう片方の手でおやつをあげて、食べている最中も触ってあげましょう。
段々と、おやつを邪魔されないことを認識してくれます。
原因③:手だと思ってない
対策③:タオル越しに撫でてあげましょう
手だと思ってなく噛んでしまっている場合、手と認識してもらう必要があります。
現段階だと、手を近づけると噛んでしまうので、最初は布でフクロモモンガをくるんであげて、布越しにさわってあげてください。
その後、片方の手だけを布に入れてあげて、撫でてあげてください。
もし、フクロモモンガさんが飼い主様の手を噛んできたら、「チッ」と舌打ちをしてあげて、嫌がっていることを伝えてあげてください。
原因④:歯がかゆい
対策④:獣医に相談
歯がかゆくて、噛んでしまっている場合は、病気又は、歯の生え変わりが原因になります。
歯の生え変わりが原因でしたら、問題ないのですが、歯のの生え変わり以外が考えられる場合は、獣医に診察してもらいましょう。
原因⑤:遊んでいるつもり
対策⑤:しつけを行う
フクロモモンガさんが遊びが過熱してしまい、噛んでいる場合は、しつけを行うことで噛み癖が改善していきます。
しつけの方法ですが、噛もうとしてきたら、「チッ」と舌打ちをして、嫌がっていることを伝えていくということです。
フクロモモンガさんは、機嫌が悪いときや嫌なことをされたときには、「チッ」と舌打ちのような声を出します。
この習性を利用して、飼い主様が嫌なことをされたら、同様に「チッ」と返してあげることで、フクロモモンガさんは、手を噛んだら嫌なんだということを学んでいきます。
原因⑥:確認嚙み
対策⑥:しつけを行う
この場合も同様にしつけを行うことが有効になりますので、「チッ」と舌打ちをしてあげてください。
原因を特定して、適切な対応を行うことで、お互いが気持ちよく過ごすことができるので、噛み癖にお困りの方は、実践してみてください。
原因⑦:防御反応としての噛みつき
対策⑦:フクロモモンガをびっくりさせるような行動はとらない
フクロモモンガの野生の本能によって、引き起こされています。
フクロモモンガにとって、手が怖いものだと認識されている状態ですので、手で捕まえようとした際に、天敵に捕食されると勘違いして引き起こされているものになります。
そのため、手がいいものだと認識させるために、おやつなどを使って、手を敵だと認識させずに、手が出てきたら、いいことが起こるとポジティブな気持ちと紐づける必要がございます。
急にフクロモモンガに対して触れたりせずに、ゆっくりと手を伸ばして脅かさないように触れてあげることが重要になります。
原因⑧:ストレスや退屈でおこる噛み癖
対策⑥:ストレスの原因の特定、触れあい時間を増やす、ケージの遊具を増やす。
ストレスの原因は、様々になりますので、飼い主様がフクロモモンガを観察して原因を特定して適切な対処を行うことで噛み癖が減っていきます。
一日あたり、30分以上の時間を取って、フクロモモンガと触れ合ってあげてください。
フクロモモンガは、社会性が高い動物になりますので、本能的に仲間との触れ合いを求めております。
特に、単独飼育の場合、フクロモモンガにとっての友達は飼い主様一人になりますので、触れ合いの時間は大切な時間になります。
ケージ内に遊具を配置してあげてください。
フクロモモンガは、遊びの時間が重要な動物です。
そのため、ケージ内におもちゃを配置してあげることで、飼い主様が寝ている間でも退屈することなく夜中を過ごすことができ、運動不足の解消とともに、ストレスの発散ができます。
ホイールのおもちゃやチェーンでできた揺れるおもちゃなどを配置してあげるのがオススメです。
4. まとめ
①:フクロモモンガさんの噛み癖の種類は6種類あります
- 怖がっている
- おやつ中に邪魔されたと思っている
- 手だと思ってない
- 歯がかゆい
- 遊んでいるつもり
- 確認嚙み
- 防御反応としての噛みつき
- ストレスや退屈でおこる噛み癖
②:フクロモモンガさんの噛み癖対策
- フクロモモンガさんとの信頼関係を築く
- おやつをあげる前に撫でて、撫でながら、おやつをあげましょう
- タオル越しに撫でてあげましょう
- 獣医に相談
- しつけを行う
- フクロモモンガをびっくりさせるような行動はとらない
- ストレスの原因の特定、触れあい時間を増やす、ケージの遊具を増やす。
フクロモモンガさんは、賢い動物ですので、しっかりと噛み癖対策を行うことで、学習をしてくれて、噛み癖を直すことが可能です。
飼い主様が根気強くフクロモモンガさんと向き合って、対策を行うことで必ず、嚙み癖は治っていきます。
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