フクロモモンガをお迎えしようと考えているけど何年生きるのだろうと疑問があるかと思います。
フクロモモンガは、小動物なので寿命が3年~5年程度くらいと想像しているのではないでしょうか?
飼育環境下では、長生きで10年以上、生きる動物になります。
「一体どれくらい生きるんだろう?」「長生きさせるためにはどうすればいいの?」そんな疑問をお持ちのあなたへ、この記事ではフクロモモンガの寿命について、徹底的に解説していきます。
この記事を読んでわかること
- フクロモモンガの野生下と飼育下の寿命の違い
- フクロモモンガの寿命を延ばすための具体的な方法4選
- フクロモモンガの寿命を縮めてしまう要因
1.飼育環境と野生環境で違う、フクロモモンガの平均寿命
フクロモモンガの一般的な寿命について確認しましょう。
野生での寿命:3~5年
野生のフクロモモンガは、自然界で多くの危険にさらされます。
- 平均寿命: 3〜5年程度。
- 主なリスク: 捕食者、病気、食糧不足。
自然界では、フクロモモンガは、捕食される側の動物になります。
そのため、ケガや加齢により、俊敏性が失われることで、捕食者から逃げられなくなってしまいます。
自然界では、動物病院はありません。
一度、重大な病気やケガをしてしまうと、致命傷になってしまい、命を落としてしまうため、寿命を下げる要因になります。
自然界では、毎日に栄養豊富な食べ物を摂取できる訳ではありません
そのため、天候の影響や捕食者の影響で、フクロモモンガにとって、必要な栄養素が取れない日々がつづくと、食料不足により、寿命が短くなります。
これらの要因になどで自然界での平均寿命は、3~5年になります。
飼育下での寿命:10年~15年
家庭で適切に飼育されるフクロモモンガは、野生よりも長生きする傾向があります。
- 平均寿命: 10〜15年。
- 寿命を左右する主な要因: 餌、環境、健康管理。
飼い主様の飼育環境であれば、毎日、食事を摂取することができます。
また、フクロモモンガ専用のペレットなどで、フクロモモンガによって必要な栄養素を満たすことができ、食料不足や栄養不足による寿命の低下を防ぐことができます。
飼い主様の環境下であれば、自然界とは異なって安全な環境で生活することができます。
自然界では、天敵が常に目を光らせています。
しかし、飼育環境では、フクロモモンガの天敵がいません。
さらに、快適なケージで生活することができ、捕食者に襲われると思う心理的なストレスがなく、実際に捕食されることもありません。
ご自宅のフクロモモンガが病気になっても、動物病院で診察できる。
飼い主様が日々のフクロモモンガを観察しているうえで、異常を発見した場合に病院で治療できます。
そのため、自然界では、致命傷の病気でも、治療することで、完治することが可能です。
これらの要因になどで飼育環境での平均寿命は、10~15年になります。
寿命に影響を与える要因
フクロモモンガの寿命に影響を与える要因は、主に以下のものが挙げられます。
- 遺伝: 個体差があり、長寿の遺伝子を持つ個体もいれば、そうでない個体もいます。
- 栄養: バランスの取れた食事は、健康な体を作る上で不可欠です。
- 環境: 適切な温度、湿度、ケージの広さ、隠れ家の数などが寿命に影響します。
- ストレス: ストレスは、免疫力の低下や病気の原因となります。
- 病気: 病気の種類や治療のタイミングも寿命に影響します。
フクロモモンガによって、最適な環境を整えることで、フクロモモンガが本来持つ天寿を全うできます。
寿命を延ばすための具体的な方法
では、フクロモモンガの寿命を延ばすためには、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか?
1. バランスの取れた食事
- 高品質なペレット: フクロモモンガ専用の高品質なペレットを主食にしましょう。
- 新鮮な果物や野菜: ビタミンやミネラルを補給するために、毎日少しずつ与えましょう。
- カルシウム: 骨の健康のために、カルシウムを含む餌やサプリメントを与えましょう。
フクロモモンガ専用のペレットは、人間でいう米や小麦などの主食になります。
フクロモモンガのペレットを中心に足りない栄養素を果物や野菜で補ってあげます。
フクロモモンガは、クル病という骨の病気にかかってしまう、生き物になります。
そのため、カルシウムを摂取させるとともに、軽く日光などの光にあててください。
2. 適切な環境
- 温度と湿度: 24~28℃、湿度50~60%が理想です。
- ケージ: 広々としたケージを用意し、隠れ家や遊具をたくさん設置しましょう。
- 清潔さ: ケージはこまめに掃除し、常に清潔な状態を保ちましょう。
適切な温度を下回ると低体温症になり、命を落としてしまう危険があります。
適切な温度が上回ると熱中症や脱水症などを引き起こし、命を落とす危険があります。
温度対策として、何をすればいいのかわからない方向けの記事がありますので、参照をお願いします。
3. 定期的な健康チェック
- 飼い主様による健康チェック: 日々、飼い主様自身で健康チェックを行うことも重要です
- 獣医師による健康診断: 定期的に獣医師に診てもらいましょう。
日々、フクロモモンガと触れ合い最中に健康チェックを行うことを推奨します。
フクロモモンガは、人間のように不調を言葉にしてくれないので、飼い主様が健康状態を確認して、場合によっては、獣医につれていくかの判断をすることになります。
1年1回程度フクロモモンガの定期健診に連れて行ってあげましょう。
ご自宅の健康チェックでは、見つからなかった、病気などの早期発見につながります。
フクロモモンガの飼い主様による健康チェックに関して、詳細にまとめた記事がありますので、参照をお願いします。
4. ストレス軽減
- 静かな環境: 静かで落ち着ける環境を用意しましょう。
- 仲間とのふれあい: 複数のフクロモモンガを飼育する場合、仲の良いペアを組みましょう。
- 飼い主とのスキンシップ: 毎日スキンシップを取り、愛情をかけてあげましょう。
フクロモモンガは、聴覚が発達している動物です。
そのため、環境音などに敏感で、ストレスを貯めてしまいますので、静かな環境にケージを配置してあげましょう。
フクロモモンガは、社会性が高い動物で自然界では、群れを作って生活している動物になります。
そのため、単独飼育の場合飼い主様との触れ合いの時間がとっても大切な動物になります。
フクロモモンガとの触れ合いの時間を取れない方は、多頭飼いをすることを検討してみてください。
フクロモモンガがストレス感じている時にサインがあります。
フクロモモンガがストレスを感じているするときに行動と対策をまとめた記事がありますので、参照をお願いします。
寿命を短くする原因
逆に、寿命を短くしてしまう原因としては、以下のものが挙げられます。
- 栄養不足: 不足しがちな栄養素があると、様々な病気を引き起こす可能性があります。
- 環境の悪化: 温度や湿度の変化、ケージの汚れなど、環境が悪化すると、ストレスや病気を引き起こす可能性があります。
- ケガ: 飛び降りや転落などによるケガは、命に関わることもあります。
- 病気: 腫瘍、呼吸器疾患、消化器疾患など、様々な病気にかかる可能性があります。
フクロモモンガにとって、最適な環境を提供してあげるとともに、フクロモモンガが診察可能な病院を事前に調査しておくことが重要です。
寿命を延ばすための心構え
フクロモモンガの寿命を延ばすためには、単にエサを与えたり、掃除をするだけでなく、心の持ち方も大切です。
- 愛情を持って接する: フクロモモンガは愛情を求める生き物です。毎日スキンシップを取り、愛情をかけてあげましょう。
- 変化を恐れない: フクロモモンガの行動は日々変化します。その変化を楽しむ気持ちを持つことが大切です。
- 諦めない: 病気になっても、諦めずに治療を続けましょう。
フクロモモンガは、飼い主様の感情を読み取ることが得意な動物です。
愛情を持って接してあげれば、その分だけ、返してくれます。
社会的な動物なので、飼い主様のとの触れ合いが、寿命に影響します。
フクロモモンガは、生後1年で大人になります。
そのため、ベビーの時から飼い始めると、ヤング期~大人になるにつれて、性格や行動が変わっていきます。
その変化を楽しんで、成長を見守ることも大切な役割になります。
仮にご自宅のフクロモモンガが病気になってしまっても、あきらめずに最適な治療をしてあげてください。
まとめ
フクロモモンガの寿命は、飼育環境や飼い主の愛情によって大きく左右されます。この記事で紹介した情報を参考に、あなたの大切なフクロモモンガと長く幸せな時間を過ごしてください。
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