フクロモモンガに絶対食べさせてはいけないもの|健康を守るための飼い主必読ガイド

フクロモモンガに絶対にあげてはいけない食品飼育方法

フクロモモンガは可愛らしい外見と人懐っこい性格で、飼育者にとって大切な家族の一員です。

しかし、体の小さなフクロモモンガにとって、与える食べ物には細心の注意が必要です。

特定の食べ物はフクロモモンガにとって有害であり、最悪の場合は命に関わることもあります。

この記事では、フクロモモンガに食べさせてはいけない食べ物を徹底的に解説し、なぜそれが有害なのか、また間違って食べてしまった場合の対応策もご紹介します。

飼い主としての責任を果たし、愛するフクロモモンガを守るために、ぜひ最後までお読みください。

フクロモモンガに食べ物を与える際には、以下の基本ルールを守ることが重要です。

① 自然界にないものは基本的に避ける

フクロモモンガはオーストラリアやニューギニア原産の動物で、自然界では昆虫や果物、樹液などを食べています。そのため、加工食品や人間の食べ物は基本的に不適切です。

人間でも加工食品は、体に悪いといわれております。

フクロモモンガは、人間の何倍も体が小さいので、少量の量を与えたとしても、加工食品につかわれている添加物等で中毒症状を引き起こす可能性があります。

② 毒性のある食べ物に注意

人間には無害なものでも、フクロモモンガにとっては毒になる食べ物が多数あります。中毒症状を引き起こす食材を知り、それを避けることが大切です。

自然界にある食品だからといって、すべて食べれるわけではありません。

人間にとって食べれれる自然食品でも、フクロモモンガにとって、有害な成分が含まれている食品がございます。

③ 適量を守る

安全な食材でも、与えすぎは健康を損なう原因になります。特に果物やおやつは適量を守りましょう。

フクロモモンガは、甘い食品が大好きです。

甘い食べ物を食べている際は、「キュキュ」と喜びの声をあげてくれるので、ついつい与えすぎてしまいそうになりますが、フクロモモンガのために、与えすぎないようにしてください。

フクロモモンガに与えてはいけない食べ物を以下にまとめました。

① チョコレート

チョコレートに含まれる「テオブロミン」は、フクロモモンガの体内で分解されず、神経系や心臓に悪影響を及ぼします。

テオブロミンはカカオ豆に含まれる成分ですので、カカオを原料として食品を与えるのもNGになります。

少量でも致命的な場合があります。


② タマネギ・ニンニク

タマネギやニンニクに含まれる「チオスルフェート」は、赤血球を破壊する作用があり、貧血を引き起こします。

その他には、長ネギ、ニラにも含まれておりますので、基本的にネギ類の食品を与えるのはNGです


③ アボカド

アボカドの皮や種には「ペルシン」という毒素が含まれており、呼吸困難や心臓機能の低下を引き起こす可能性があります。


④ アルコール

アルコールは少量でもフクロモモンガの肝臓に深刻なダメージを与え、命に関わることがあります。

最近だと、アルコール成分が含まれているお菓子なども存在しておりますので、ご注意ください。


⑤ カフェインを含む飲料

コーヒーや紅茶、エナジードリンクにはカフェインが含まれており、心拍数の増加や興奮状態を引き起こすため、絶対に与えないでください。

フクロモモンガは、甘いものが大好きな動物になりますので、脱走した際に、飼い主様の飲みかけのエナジードリンクを飲んでしまったりするので、必ず片づけるようにしましょう


⑥ 種類によっては有害な果物

  • ブドウ・レーズン:腎不全の原因となる可能性があります。
  • 柑橘類(オレンジ・レモンなど)酸味が強すぎて胃を刺激する可能性があるため、避けるのが無難です。

⑦ 生の豆類やジャガイモ

Potatoes in the box, on the towel , on the marble background. High quality photo

未調理の豆類には「レクチン」という毒素が含まれており、消化不良や中毒症状を引き起こします。ジャガイモも同様に未熟な部分に毒素が含まれています。


⑧ 塩分・糖分が多い食品

人間用のお菓子やスナック菓子、加工食品は、塩分や糖分が過剰であり、フクロモモンガの腎臓や肝臓に負担をかけます。


⑨ 牛乳や乳製品

フクロモモンガは乳糖を分解する酵素を持っていないため、乳製品を摂取すると下痢や消化不良を引き起こします。


⑩ キノコ類

特定のキノコには毒性があり、種類を判別するのが難しいため、安全性が確認されていないものは避けましょう。

フクロモモンガに有害な食べ物が引き起こす具体的な症状を以下にまとめます。

食べ物有害成分症状
チョコレートテオブロミン嘔吐、痙攣、心拍数の上昇
タマネギチオスルフェート貧血、倦怠感
アボカドペルシン呼吸困難、心不全
ブドウ不明腎不全、嘔吐
塩分の多い食品塩分過剰脱水症状、腎臓障害

これらの症状が現れる場合は、すぐに獣医師に相談してください。

もしフクロモモンガが有害な食べ物を誤って口にしてしまった場合、以下の手順を実行してください。

  1. 残りの食べ物を速やかに取り除く
    誤飲や誤食を防ぐため、手の届く範囲に危険な食べ物を置かないようにしましょう。
  2. 症状を観察する
    嘔吐や下痢、痙攣などの症状が現れる場合は緊急性が高い可能性があります。
  3. 速やかに動物病院へ連絡
    食べた量や時間、食材を正確に伝えることが重要です。

以下はフクロモモンガに安心して与えられる食べ物です。

  • 果物:バナナ、リンゴ(種を除く)、パパイヤ
  • 野菜:ニンジン、カボチャ、ブロッコリー
  • タンパク源:ゆで卵の白身、昆虫(ミルワームやコオロギ)
  • 樹液や蜜:アカシアの樹液やハチミツ(少量のみ)

適量を守り、バランスの良い食事を心がけましょう。

ご自宅で、飼い主様のオリジナルご飯を与えたいという要望がない限り、フクロモモンガ専用のペレットを与えてあげることがオススメです。

フクロモモンガの健康を守るためには、与える食べ物について正しい知識を持つことが不可欠です。有害な食べ物を避けるだけでなく、安全な食材を適切に選び、バランスよく提供することが大切です。

この記事を参考にして、フクロモモンガが健康で幸せな生活を送れるよう、日々の食事管理を徹底しましょう!

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