フクロモモンガさんの健康を管理していくのは、飼い主様になります。
でも、飼い主様では、どんな健康チェックを行えばいいのかわからないと思います。
フクロモモンガさんのどこに着目して、健康チェックを行うのか解説した記事になります。
この記事でわかること
- フクロモモンガさんの日々の健康チェックの重要性
- フクロモモンガさんの健康チェックの項目と確認方法
- フクロモモンガさんの健康を保つために、清潔な環境作りの方法
健康チェックの重要性
なぜ健康チェックが必要なのか
フクロモモンガさんは、人間のように体調が悪いと言葉を使って伝えてくれるわけではないです。
病気の症状が目に見える形で現れた時には、かなり病気が進行しているといった場合があります。
フクロモモンガさんの治療費ですが、3000円から数万円程度と言われております。
早期に発見して、早めに治療することができれば、病院に通う回数も、費用も少なくて済み、飼い主様の負担軽減につながります。
そのため、飼い主様の方で、日々健康チェックを行っていただくことで、病気を未然に防ぎ、早期発見により、フクロモモンガさんが長く生きてもらうことができ、飼い主様の負担の軽減にもなります。
毎日行うべき健康チェック
チェックする8つの項目
- 食欲、食べ方
食欲不振になっていないのかを、前日にあげた餌の減り具合を確認してあげます。
日ごろより、極端に食べないかを確認します。
フクロモモンガさんが食事をしている時に、口で咀嚼している際に、唾液が口から垂れてないかを確認します。
- 排泄物
フクロモモンガさんの体調不良でかかりやすい病気として、「下痢」があげられます。
フクロモモンガさんの糞は、うさぎさんの糞のように、水分をあまり含んでおらず、すぐ乾き固いです。
そのため、正常に固くて黒い糞をしているのか確認します。
- 歩き方
フクロモモンガさんが片足を引きづってたり、かばうようにして歩いてないのかを確認します。
フクロモモンガさんは、上下運動を行うため、正常に上下運動をしているのかを確認します。
- 活発さ
飼い主様のフクロモモンガさんの日ごろの活動量と比べて、同じように見えるのかを確認します。
急に攻撃的なってしまったり、急におびえだしているなど、日々の様子からの変化を確認します。
- 呼吸
くしゃみをしていたり、鼻水が垂れてないのかを確認します。
フクロモモンガさんの鼻は多少湿っているのは、正常なので、湿っていることは、問題ありません。
- 目
目でおこる、病気としては、「白内障」がございます。
そのため、目を見て輝きがあり、白く濁ってないかを確認します。
- 排泄孔
出血や分泌物がないかを確認します。
オスの場合、「ペニス脱」という病気にかかっていないかを確認するために、ペニスが出たままになっていないかを確認します。
- 尻尾
尻尾に傷がないかをチェックします。
フクロモモンガさんは、ストレス原因で自分の尻尾を噛んでしまい、傷につながってしまう場合があります。
どこでも噛んでしまいますが、特に尻尾を噛みやすいので注意しましょう
- 体重
体重計で測ることが望ましいですが、難しいかと思います。
そのため、日々のコミュニケーションで触る際に、痩せすぎてないか太りすぎてないかを確認してください
健康チェックをしていく中で、明らかに健康でない状態でしたら、すぐに、獣医に見てもらいましょう。
記録の大切さ
特に、ご自宅のフクロモモンガさんがベビーの場合は、記録をつけることが大切になります。
ベビーは、体調の変化が激しい時期になり、飼い主さんもその子の個性がまだわからない時期になりますので、ベビーの時期は、記録が大切になります。
その他の時期でも記録をつけることで、日々の体調の変化に気づきやすくなり、結果として、フクロモモンガさんの病気の早期発見につながるため、記録は大切です。
手帳やEXCELなどに簡単に日付と上記の7つの項目で表を作って、記録してあげるのがオススメです。
異常を発見したら
かかりつけ医の重要性
犬猫とは違って、フクロモモンガさんは、エキゾチックアニマルの分類になりますので、近くの動物病院では、見てくれない可能性が高いです。
事前に近くでフクロモモンガさんが診察可能な病院を探しておくことをオススメします。
ご自宅のフクロモモンガさんの定期的な健康診断につれていきましょう。
健康診断だと、ご自宅の健康チェックよりも、詳細に健康状態の把握が可能になるため、年に1回程度つれていきましょう。
その際に、病院側でもご自宅のフクロモモンガさんの記録を取ることができるため、病気にかかった場合などに、過去の記録も参照して、有効的な治療を行うことが可能になります。
健康を維持するための環境づくり
清潔な環境
健康を維持するために、日々のケージのお掃除をして、ケージ内を清潔に保ちましょう。
フクロモモンガさんは、毎日、糞尿をするので毎日ケージが汚れてしまいます。
そのため、毎朝には不衛生の状態にケージがなっているので、清潔性を保つために、ケージの掃除をして清潔を保ちましょう
適切な温度と湿度
フクロモモンガさんの適切な温度と湿度は下記になります。
温度:24~28℃程度
湿度:45~55%程度
そのため、下記3点をつかって、フクロモモンガさんにとって、適切な温度と湿度を維持してあげるように努めましょう。
- ヒーター
- サーモスタット
- 温度計(湿度も計れるものが望ましい)
フクロモモンガさんは、寒さに弱い生き物なので、特に冬場は、細心の注意を払いましょう
ストレスの軽減
フクロモモンガさんは、ストレスに弱い動物になります。
そのため、環境の変化がすくない場所での飼育をオススメします。
フクロモモンガさんは、社会性の高い動物で群れで暮らす習性がございますので、単独飼育の場合は、遊びの時間を1時間以上とってあげて、ストレスを軽減させてあげましょう。
蚊帳んぽや部屋んぽで、運動を促してあげるのも、ストレスの軽減につながります。
栄養と食事
バランスの取れた食事
フクロモモンガさんがバランスの良い食事をとれることで、健康問題は格段に減少します。
人間と同様に、偏食などをしてしまうと、時間がたつにつれて、体に悪影響が出てきてしまします。
ベビーの時期(生後1か月~5か月)には、ミルクをあげましょう。
ベビーの時期は、歯が発達してないので、固形物をたべることができないので、フクロモモンガ専用のミルクをメインにあげましょう
ヤング期(生後6か月~12か月)には、ペレットをあげましょう。
ヤング期以降は、固形物を食べることができるようになっていますので、フクロモモンガ専用のペレットをメインであげましょう。
おやつの与え方
フクロモモンガさんにおやつをあげることは、コミュニケーションを取るうえで重要です。
しかし、喜ぶからといって、あげすぎには、注意しましょう。
フクロモモンガさんは、偏食を起こす動物になります。
そのため、おやつをあげすぎて、偏食を起こしてしまうと、ペレットを食べなくなってしまい、栄養に偏りが発生して、病気のリスクを向上させます。
特に、ヤング期間は、偏食を起こしやすい時期になりますので、1日1回を飼い主様と触れ合った後のご褒美としてあげるよう心掛けてください。
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