フクロモモンガさんの飼い始めて、ペアリングに挑戦したい方もいるのではないでしょうか?
飼い主様のフクロモモンガさんの赤ちゃんを見てみたいという気持ちがでてきて、ペアリングしたいけどどうすれば、いいのかわからないという方の向けのペアリング方法の記事になります。
この記事でわかること
- フクロモモンガさんのペアリング方法
- フクロモモンガさんをペアリングする上での注意点
- 産まれた子の同居ペアの注意点
フクロモモンガのペアリング方法
フクロモモンガさん同士にも人間と同じように、相性があり、必ずうまくいくという保証はございません。
しかし、フクロモモンガさんは、他の動物に比べると繁殖が比較的簡単といわれております。
ペアリング相手の選び方
フクロモモンガさんのペアリング相手を探すのにあたって、候補になるのが下記になります。
- 元々同居させていた、異性を交配相手に選ぶ
- ブリーダーさんから購入
- ペットショップから購入
元々同居させていただ同士であれば、相性が問題なければ、互いの性成熟のタイミングで自然と交尾が始まりますので、問題ありません。
ペットショップやブリーダーさんから購入する場合、自宅で飼っているフクロモモンガさんと相性のいい個体を選ぶ必要がございます。
そのため、自宅のフクロモモンガさんの性格をよく観察して、メモにまとめて、ブリーダーさんとペットショップに見せて、一緒に選んでもらいましょう。
そして、新しくお迎えするフクロモモンガさんは、ペットショップやブリーダーさんから購入されず、売れ残っている個体の可能性が高いので、触らせてもらったりして、人慣れしていて、性格に問題がないかの確認が必須です。
お迎え直後は、飼い主様の環境にに慣らすことから始まり、飼い主様に慣らしたあとで、ペアリングになりますので、全く人慣れしてない個体だと、飼育するのが大変になります。
同居させて際に、メスが鳴き声をあげたり、オスがメスを追いかけている状態が観察されれば、自然と交尾に至る可能性が高いです。
具体的なペアリング方法
具体的なペアリングの手順は下記なります。
- お互いのケージを近づける
- お互いのポーチを交換する
- お見合い
- 同じケージで生活する
第1ステップ:数日間お互いのケージを近づけて、お互いの匂いを認識してもらう必要があります。
フクロモモンガさんは、匂いでお互いが仲間であると認識しますので、ペアリング同士が仲間であることを互いに認識してもらう必要がございます。
第2ステップ:互いのケージのポーチを交換して、よりまじかで互いの匂いを認識してもらいます。
おおよそ、1週間程度使用したポーチを使って、互いのポーチを交換して1週間程度住んでもらいます。
第3ステップ:飼い主様の主導のもとで、お互いを合わせてあげる。
フクロモモンガさん同士で威嚇や喧嘩がおこらないように、飼い主様がどちらかを救出できる体制でお互いを直接合わせてあげます。
この時に、お互いが威嚇してしまったり、喧嘩している状態でしたら、第一ステップからやり直しになります。
第4ステップ:お互いを同居させる
最後に、お互いを同居させて、完了になります。
オスの縄張りにメスが侵入することになりますので、注意深く見守る必要がございます。
この際に、喧嘩や威嚇などがおきなく、お互いをグルーミングをし始めたら、ペアリングは成功です。
フクロモモンガの交尾
フクロモモンガさんは、交尾時にオスがメスの体を固定するために、メスの体を噛んだり毛を掴んだりします。
その際に威嚇などが起きてなければ、交尾の前兆又は、最中になりますので、そっとしておいてあげてください。
自然界では、季節性繁殖になりますが、飼育下では、環境が整ってているため、年中繁殖が可能な環境ですので、ペアリングの開始と同時に、繁殖が始まります。
フクロモモンガのメスの出産・子育て
フクロモモンガさんが妊娠してから、赤ちゃんが独り立ちできるようになるまでは、半年程度かかります。
フクロモモンガは、16日前後で出産
フクロモモンガさんが妊娠すると16日前後で出産します。
出産後は、お母さんの育児嚢に移動して、お母さんのおなかの袋の中で生活します。
子供がまだ小さい状態ですので、見た目ではわかりづらいかもしれませんが、生まれておりますので、お母さんを触る際は、慎重に触ってあげてください。
フクロモモンガの脱嚢期間は、70日~74日
生後2か月程度で、お母さんのおなかの中からはみ出るくらい成長します。
まだ、お母さんのおなかの中でミルクを食事に生活している段階です。
おおよそ、70日~74日の期間を得て、お母さんのおなかから出てきて、脱嚢します。
フクロモモンガの脱嚢後~開眼
脱嚢した状態だと、まだ目が開眼しておらず、閉じたままで何も見えない状態です。
脱嚢したばっかりのときの食事は、お母さんの母乳になります。
最初の1~2週間程度は、お母さんのおなかの中に戻りたがりますが、体が大きいので、戻ることができないです。
この時に、お母さんから少し離れると、寂しさや不安から、「アンアン」鳴きをして、お母さんを呼びます。
おおよそ、1週間程度で目を開けることができ、初めて世界を見ることができます。
フクロモモンガの独り立ちは、脱嚢後4か月
脱嚢後4か月後に一人立ちをします。
この際に、お母さんとお父さんと同居させるのか、それとも単独飼育にするのか、飼い主様として難しい判断が求められます。
又は、フクロモモンガさんのお友達を新たに迎えて、寂しくないような環境を整えるのも一つになります。
フクロモモンガの育児放棄
フクロモモンガさんは、稀に育児放棄をしてしまいます。
フクロモモンガの赤ちゃんは、育児放棄をされてしまうと、生きていくことができません。
その際には、人工哺乳に切り替えて、飼い主様が母親となり、フクロモモンガの赤ちゃんを育ていくことになります。
人工哺乳に切り替える
基本的には、スポイトを使って、フクロモモンガ専用のミルクを与えていきます。
また、排泄物をだすために、赤ちゃんの排泄物がでる先を綿棒等で軽く触ってあげて、排せつを促してあげる必要があります。
フクロモモンガの赤ちゃんは、飼い主様をお母さんと認識し始めますので、独り立ちの時には、飼い主様にべた慣れになっていることでしょう
フクロモモンガの独り立ち後の注意点
フクロモモンガさんが独り立ちして、数か月を過ぎると、性成熟を迎えて、交尾可能になります。
フクロモモンガさんは、近親交配してしまう生き物になりますので、オスとメスのペアで同居させてしまうと、繁殖します。
生まれた子がオスの場合
オスの場合は、性成熟するにあたって、お父さんと二人で同居させた場合、縄張り争いがおこり喧嘩する可能性があります。
すべての個体がそうではないですが、もし喧嘩などで縄張り争いが起こるようでしたら、単独飼育に切り替えてください。
生まれた子がメスの場合
生まれたフクロモモンガさんがメスの場合は、お母さんと同居して生活が可能です。
基本的には、相性がいいペアになりますので、一緒に生活をさせてあげるといいでしょう。
もちろん、オスとメス同士を同居させると性成熟とともに、交尾が始まります。
繁殖を望む場合でも、別の個体の子をペットショップやブリーダーさんから購入して、繁殖させましょう。
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